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忘備録 思考録 未来日記

研究指導教員の見つけ方・指導の受け方(2008.3.31深井純一先生からの書簡)

去る3月28-29日素晴らしく個性的な新居に泊めていただきありがとうございました・・・(中略)

・・・大学は学部も大学院も自分が自立して学ぶところ。指導教官にも依存しすぎないで批判的に学んでください。他大学、在野も含めて自分が吸収したい、指導を受けたいと思う先達を探して、その人が見つかったら、その人の論文や実践記録などを読み抜いて感想・批判のラブレターを送り、応答してもらえたら会いに行くことです。大学・在野を問わず研究者に会いに行く時はその人の代表的著作を読んだ(できれば感想を送った)後に会いに行くことが礼儀です。若い院生や新聞記者が「先生の代表的著作は何ですか」と聞くことがありますが、そういう相手とは研究に係る対話が成立しません。このような所属大学院に限らない交流と師事の輪を拡げていくことが大学院時代の重要な課題となるでしょう。学会はそのような指導者探索の機会として活用することです。自分が鋭角的な報告を工夫して、質問してくださる先達に出会ったら、その人に食らいつくことです・・・・(略)